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024年11月6日、米ペンシルベニア州バトラーで取材に応じた地元の「溶接アーティスト」ビル・セクンダさん。4千本以上の釘をつなげてつくった「トランプ像」は世界で知れ渡り、10月にペンシルベニア州レディングで開かれた共和党のトランプ前大統領の集会では、喜んだトランプ氏と直接会って話す機会が設けられたという=遠田寛生撮影
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 トランプ前大統領(78)の勝利が確実になった米大統領選で、一つの節目となったのが、トランプ氏が大観衆の面前で危うく暗殺されそうになった7月の銃撃事件だ。トランプ氏の「受難の地」として一躍有名になったペンシルベニア州バトラー郡を、歴史的な投開票日を機に再訪した。

  • 撃たれたトランプ氏を支えなければ 働くことが生きがいの人が握る拳

 銃撃事件は「強い指導者」としてのトランプ氏の印象を広め、共和党を結束させた。トランプ氏は今回の選挙で、重要な激戦州であるペンシルベニアを制し、バトラー郡でもトランプ氏への投票率は7割近くに上った。

 トランプ氏の熱烈な支持者で…

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